先の見通しが難しい時代になればなるほど、リーダーの影響力は強くなり、その存在価値はますます大きくなる。
「企業経営の成否は、社長によって決まる」といっても過言ではないだろう。
この場合、社長に必要な能力とは、未来に関する能力である。
それは、次の4つではないだろうか。
1.未来予測力~読みの確かさ
常に先を読むこと。進むべき方向を指し示すことができること。
2.未来開拓力~打つ手の確かさ
未来が開け、良いことが起こってきそうだという予感をもって未来を開妬する力。
良いことがありそうだと忠わせ、希望をもたせる力。
3.未来実現力~実行力の確かさ
苦難を克服した経験や成功体験からくる自信と実行力で、持続力、忍耐力をもっていて、ものごとをやり遂げる力。
4.可能思考力~前向きの挑戦意欲の強さ
失敗すら成功に変え、常に前向きで、プラス発想で、全てをチャンスととらえるチャレンジ精神とパワー。
「過去」や「現在」は他者に任せられても、「未来|に関してはトップ以外、考えることは難しい。
ドラッカーは、「事業に関わる定義のうち、50年はもちろん、30年でさえ有効なものはあまりない。10年が限度である」と言っている(チェンジリーダーの条件)。
未来を予測し、事業を創造することがトップのマネジメントの中心にならざるを得ないのではないだろうか。
20150527 ジェックメールマガジンより