己に克つ自己変革 挫折に打ち勝つためには?



「これを克服したい」、または、「新しいことにチャレンジしてみたい」と考えはしたものの、克服できずに終わったことはありませんか。


または、チャレンジしようと取り組んだものの、途中で挫折してしまったという経験はないでしょうか(経験があるという前提でお話しを進めます。すべて克服できているという方には申し訳ございません)。


シンプルな例でいえば、「計画的な行動ができるようになる」、「エクササイズを続ける」、「アルコールを減らす」、または、「部下(周りの誰か)に対する接し方を変える」など・・・。


もし、変えたいと頭で考えたものがすべて実行できるならば、誰でも新しい自分になり、成長し続けることができます。また、誰もがなりたい自分になれるのです。



なぜ、挫折してしまうのか


世の中には自己変革のための書籍が多く出版されています。書かれているのは、目標を明確に持つことの重要性や、すぐに行動に移すためのコツなどさまざまです。


書かれている内容はとても素晴らしいのですが、見落としがちな点があります。それは「自分を変えよう」としている本人が、変えようとしている「自分」をどれくらい把握できているのか、ということです。


例えば、ダイエットをする場合、

自分はなぜダイエットをしようとしているのか、その本当の目的は何か。

ダイエットをした後の自分はどうなっているのか。明確なイメージはできているか。

ダイエットをしようとした時、自分の中のどんな感情が邪魔をするだろうか。

ダイエットをしようとした時、自分を取り巻く環境で邪魔になるものは何か。

今の体重のままでいいと考えている自分はいないか。

自分はいつ、だれといる時に、どこで、どのような誘惑にどのように負けやすいのか。

誘惑に負けた時に自分はどうなるのか。次の行動に移るために必要なことは何か。


など、

そもそも「自分」はどういう状態であれば成功するのか、逆にどういう状態であれば失敗するのかを、把握せずに突進してしまうことが多いようです。

これが「克服」を阻害する、「そもそもの壁」になります。


自分を知ることの重要性


なぜ、「自分を知ること」がそんなに重要なのでしょうか。

それは、自分を変えるとは、言い換えれば「もう一人の自分」との勝負だからです。つまり、「今までの自分」と「変わった自分」が常に綱引きをしているようなものです。


さらに言えば、私たちの周りには今までの自分に引き戻そうとする誘惑がたくさん待ち構えています。この外的な誘惑による攻撃は侮れません。私たちの身の周りには恐ろしいほど、今までの自分に引き戻そうとするきっかけが待ち構えているのです。


例えば、ダイエットをして体重を落とそうとします。すると、健康を心配する親は、「もっと食べないとダメよ」、友達は「今のままですてきよ」という甘い言葉をささやきます。

また、テレビからは、カロリーオフとうたった食べ物(実際はカロリーがある)のCMが流れてきて、あたかも食べれば食べるほど健康になるかのような文言を並べます。


もしその言葉に負けてしまえば、誰もが今までの自分に引き戻されます。

場合によっては、変われなかった自分を否定的に考えてしまい、今までの自分がさらに強化されてしまいます。


昔からいわれています。

「彼を知り己を知れば、百戦殆うからず。彼を知らずして己を知るは、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に殆し」です。つまり、自分を知らなければ、自分を変えることが難しいのは当然なのです。


ところがチャレンジに失敗する多くのケースでは、自分を冷静に知ることができていません。知ることができていないので、打ち手を誤るのです。

さらに言えば、自分を知らなければ、打ち手を誤っていることに気付くことすら困難なのです。

しつこいようですが、何かを克服しようとする場合、まず「自分を知る」ことがとても重要です。


もう一つの壁


「自分を知る」ことの重要性についてはご理解いただけたでしょうか。

しかし、その前には、もう一つの壁があります。それは「自分を知る」こと自体が、既に克服へのチャレンジになってくるということです。


例えば、「計画的な行動を取りたい」と決意をしたとします。そこで、自分は日頃からどのような行動を取っているのかを知ろうと「自分の行動を正確に知るため、分刻みで記録を取る」努力をします。しかし、忙しさに負けて記録するのを忘れてしまったり、「いつも同じだから大体分かればいいだろう」と油断してしまったりします。


ところが実際には、同僚から話し掛けられた、上司からコピーを依頼された、電話に出たなど、細かく見ていけばたくさんの行動を取っているはずです。皆様も試してみると分かります。仕事をしていると、思った以上に自分の計画と違う行動に時間を割かれている事実に気付きます。


前記の例でお伝えしたいことは、「意識し続け、行動し続ける」ことの難しさです。自己コントロールをするには、「意識し続ける」ことが絶対条件です。

従って、まず鍛えなければならないのは、「自分の目標や目的」と「今の自分はどうか」を

意識し続ける力です。


ジェックではこれを、「メタ認知」とお伝えしています。自分の行動や意識を客観的に捉え、そして変えていく力。これなくして「克服」は難しいのです。ぜひ、「克服」するためのチャレンジをしてみてください。


本原稿は、株式会社ジェック『行動人』から転載・加工いたしました。

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