需要創造のヒント~なぜ、あの花屋は売れるのか~

更新日:2020年9月9日



新たな需要が見込めない市場において、考え、動くヒントになれば幸いです。


ヒント1 市場変化による必要性を発見し、既存用途の発想を打ち破る。

周囲を見渡してみると、新たな用途によって需要が創られているものが意外に多くあります。


ヒント2 お客様のその先のお客様を発想の基点として考えてみる。

少し遠回りに思えるかもしれませんが、お客様のその先のお客様に目を向けてみてください。


お客様の需要が高まれば、われわれの需要も高まる可能性が出てきます。お客様が、その先のお客様に今まで以上に選ばれるためには何が必要なのかと考えてみるのです。




ここで、ある生花店の事例を紹介しましょう。


ある地域の比較的小規模な公会堂の近くに、何軒かの生花店があります。公会堂で開かれる発表会などで、発表者に花束をプレゼントするための需要が見込まれるからです。


不思議なことに、ある一軒の生花店は、他の店の倍以上の売り上げがあるそうです。今まで花束を持っていかなかったような人までその店で花束を買い、発表会に持っていくようになっているというのです。


立地や品揃え、品質、価格は他の店とさほど変わりません。皆さんはなぜだと思いますか。

結論から申し上げましょう。


答えは「花束の中に、小さなおもちゃが入れてある」からです。聞けば「ふ~ん、そうなの」という程度のことかもしれませんが、その生花店が花束におもちゃを入れた理由をひもといてみましょう。


お客様=発表者に花束をプレゼントする人


ニーズ=プレゼントを渡す相手(発表者)に喜んでもらうこと。できれば、発表者に誰からプレゼントされたかを覚えてもらうこと(その理由は、大勢の人から花束をもらったら、誰からプレゼントされたかを忘れてしまうからです)


お客様のお客様=発表者(公会堂で行われる発表会の発表者として比較的多い層は、小学校の低学年の子ども。実はここがポイントです


ニーズ=もらってうれしいこと。喜ぶこと