世間話に乗り気になれるとき、なれないときの違いは何なのか。
答えは簡単、目の前の相手に興味・関心があるかないかです。
そうではありませんか?
例えば、お客さまに自分の用件が通らずにガッカリしてしまう、相手に関心が持てず世間話そのものに乗り気になれない、と思っている営業の方は、自分に質問をしてみてください。
「目は誰に向いていますか?」
簡単に分かりますよね。いずれも心の目は「自分」にしか向いていません。
言い続けていることですが、商談は一体誰のために、何のために行っているのでしょう。
そもそも、私たち営業の使命は一体何なのでしょう。お客さまのために、お客さまのお役に立つためですよね。
そして、「物を売る」ことではなく「お客さまの問題を解決する」ことが私たちの使命です。
だとすれば、商談のプロセスで「お客さま」ではなく、「自分」に目が向いた瞬間、その商談(世間話)が前に進まなくなるのは当然です。
本原稿は、株式会社ジェック『行動人』から転載・加筆いたしました。