思い込みは行動変容をさまたげる6

更新日:2021年2月23日


人はどんな状況にあっても自分の態度を選択できる-「人間観」



同じことでも、人によって感じ方が違い、対応の仕方が違うということは、日常的に目にすることですね。


褒められて、喜んで、「ますます頑張ろう!」とやる気を出す人もいれば、ほめられたことがかえって重荷になって、「もっと頑張らなければならないのか・・・」とため息をつく人もいます。


成功して有頂天になり、「皆さんのおかげです」と言うのはポーズだけで、いつの間にか傲慢になる人もいますが、心から「皆さんのおかげです」と感謝し、ますます謙虚になる人もいます。


知識や経験が豊富になり、「先生」と言われ、自分は偉いのだと思い、探求を止め自説に固執する人もいれば、知れば知るほど、わかればわかるほど、この世の不思議に目が開かれて、知らないことわからないことがますます増え、自分の無知を自覚し、探求が深まるという人もいます。


このように、一般に「プラス」といわれる状況においても、態度選択は人によって違います。状況が「マイナス」でも同様です。


仕事でミスをして、気持ちが落ち込んで、「自分には、この仕事は合っていない」と思い込み、やる気をなくしてしまう人がいます。


反対に、「ミスはチャンス」ととらえ、ミスをなくすための新しいアイディアを考えたり、上司や先輩からアドバイスをもらって、コミュニケーションを深めたりする人もいます。


あるいは、人間関係に悩み、あるいは大きな失恋で傷つき、

「もう、人と付き合いたくない」

「二度と恋愛なんてしない」

と、心を閉ざす人もいれば、


「人を愛せるということは、幸せなことだ」

「愛されようとするより、人を愛している自分のほうがよい」

と、たとえ傷ついても人を愛そうとする人もいます。


仕事が面白くないとき、それを同僚や会社のせいにすることもできますが、面白くなるように自分がどうすればよいか?と考え工夫することもできます。


このように、状況は「プラス」であれ、「マイナス」であれ、私たちは自分の態度を自分で選択できるということは、なんと素晴らしいことでしょう。