思い込みは行動変容をさまたげる12


ホンネは行動に現れる!


自分の「ホンネ」を知っていますか?


私たちは、意外に自分の「ホンネ」がわかっていない。

こんなふうに言うと、

「そんなバカな。自分のホンネがわかっていないことなんてあるものか」

とおっしゃるかもしれません。


しかし実際、忙しく複雑な人間関係の中で、「ホンネ」と「タテマエ」を使い分けているつもりが、いつの間にか、どっちがホンネでタテマエなのか、わからなくなっている人も少なくないようです。


何種類もの「仮面」を使い分けているうちに、自分の本当の顔がどれなのか、わからなくなるように。

「ホンネ」を知ることのメリット


職場でお互いに「ホンネ」が言い合えるチームになっていくためには、まず、お互いが自分のホンネを知ることが大切です。


また、自分のホンネをしっかりとつかんでいることは、私たちの「判断」の「質」(例・スピード、間違いのなさ、一貫性)を高めることにもなるでしょう。「ホンネ」こそが、いざとなったときの私たちの判断のよりどころだからです。


特に(職場であれ政治であれ)、「リーダー」と呼ばれる人にとっては、なおさら重要です。なぜなら、「リーダー」は、数多くの「判断」を下し、その影響は広く多くの人たちに及ぶからです。


自分のホンネをしっかりとつかんでいない人の判断は、「ブレ」やすく、内外の信頼を失うことにもなりかねません。



「ホンネ」を知るとは「本心」、「自分自身」を知ること


ちなみに、辞書によると「ホンネ」とは、「本当の音色」。それが転じて、「本心」、「本心から出た言葉」という意味のようです。


英語では、次のようになります。

○「ホンネを吐く」は、Express oneself.

○「タテマエとホンネを使い分ける」は、Separate one’s public and private selves.

「ホンネ」を知ることは「本心」を知り、「自分自身」(self)を知ることのようです。


では、その「ホンネ」を知るにはどうしたらよいでしょうか?

「ホンネ」だと「言っていること」が「ホンネ」なのか?

「これが自分のホンネです」と語った内容が、「本当に本人のホンネなのか?」と言えば、そうとは限らないようです。

私たちは「ホンネ」だと「言っていること」ではなく、心の奥にある本当の「ホンネ」に基づいて行動しているわけで、厄介なことに、それを自覚していないことが多いのです。

このように「ホンネ」とは(言っていることではなく)、実際の行動選択を左右するものなのです。



ホンネは「何を言っているか」ではなく「何を行ったか」に現れる


では、いったいどうすれば、自分や他人の「ホンネ」を知ることができるでしょうか。

一つ着実な方法としては、当たり前のことですが、本人の「持続的な行動」(行動傾向)をしっかり見定めるということです。


「何を言っているか」ではなく、「何を行ったか」にホンネは現れます。

まずは最近の自分を振り返り、「ホンネだと言っていること」と、実際の「行動」とをチェックしてみましょう。


本原稿は、株式会社ジェック『行動人』から転載・加筆いたしました。


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