記憶に残すプレゼンテーションスキル
プレゼン結果は、その場で決まるのでしょうか?
ほとんどの場合、後日の会議や打ち合わせで決まります。
そうなると、参加者の記憶に残すプレゼンテーションが必要となります。
1.記憶に残らないプレゼンテーションとは?
口調もなめらかで、論理展開にも矛盾がない、いわゆる“立て板に水”のようなプレゼンテーションをうけた経験がある方は多いと思います。
よく理解はできたが、感情が揺さぶられない、そのまま数日が経つと印象がぼやけてしまい、買う気がなくなる(その人から買う必要性を感じない)ということも多いですね。
では、「記憶に残る」ポイントは何でしょうか?
2.記憶に残るプレゼンテーション
印象的なフレーズ
説明ではなくストーリー
「分かりやすい」という印象そのもの
自分自身(プレゼンター)の言葉や行動
上記の事柄を意識して実行してみるために・・・
3.ファクターⅠ 【事前準備】
「コンセプト」で記憶に刻みこむことが大切です。
【コンセプト例】
(マネジャーの育成)
部下の心に火をつける「自燃型マネジャー」への変革
(全国展開をしているショップ運営)
エリア独自のアイデアを生み出す「セルフモチベート型」のショップへ!
(某機器の点検担当者の顧客接点変革)
点検プラスαの一言から「お役立ち営業」を本業にする
いずれも、「ユニークワード」&「主語はお客様」です。
コンセプトを通じて、
お客様が ~を行うことで(手段) ~を実現する(成果)
が分かります。
つまり、コンセプト・提案作成の観点は、
「提案側からのご提案のコンセプト」ではなく「お客様が、これから取り組むことのコンセプト」であると言えます。
4.ファクターⅡ 【プレゼン】
記憶に残すプレゼン「さしすせそ」
さ→参加していただく
し→証拠を示す
す→ストーリー立てて進める
せ→整理しながら話す
そ→そのお客様ならでは
「さしすせそ」の資料をご希望の方はお知らせください。メールでお送りいたします。
(別サイトに移ります)
5.ファクターⅢ 【質疑応答】
質疑応答における「失敗」とは?
予想外の質問に対してしどろもどろになってしまった。
反応が一切なく、やっきとなって反応を引き出そうとしたが、うまくいかなかった。
などから、うまくいかなかった経験をされた方も多いかもしれません。
ここでは、「記憶に残す」質疑応答のポイントをお伝えします。
それは、お客様の質問に答えるだけでなく、質問し返すのです。
そのために、3つのポイントを押さえてください。
①まず結論を言い切る
②答えた後に逆質問
③常に自分が主導権
6. プレゼンを上達させる2大考え方
①コンペは会議室で決まるのではない。
だから、
×「良い資料・説明」がプレゼンのカギ
〇「記憶に残すこと」がプレゼンのカギ
②お客様の興味は商品・サービスそのものだけではない
だから、
×商品・サービスの良さを訴えよ
〇「そのお客様ならでは」を訴えよ
以上、記憶に残すプレゼンテーションでした。