「目標は、走り高跳びのバーである」とも言います。
走り高跳びはバーの高さが決まっているからこそ、どのように助走すればよいか、どこで踏み切ればよいか、が明確になります。
同じように、自分の「人生・成長・業績」の三つの目標がしっかりしているからこそ、何をすべきかが明確になるのです。
問題は、どの高さにバーを設定するかです。
「ウチの会社はトップセールスでも1億。だから俺はせいぜい7000万がいいところ」
などと言って、自分でバーの限界を、低く設けている人がいます。
昔、走り高跳びは「挟み跳び」が主流でした。しかし、「もっと高く跳びたい」という想いが「ベリーロール」という跳び方を生み出しました。そして、「もっと、もっと高く跳びたい」という想いが、「背面跳び」を生み出しました。
人間は高い目標を掲げると、想像以上の知恵を出すものです。しかし、自ら低い目標設定をして限界を設けると、そこまでの知恵しか出てきません。
自分の可能性を信じ、自らの意志で目標を持ってください。
そして、それを業績目標と結びつけることができた時、日々の営業が「やらされ仕事」でなくなり、「仕事の主人公」になれるのです。