自由な時間を最大限に活用し、業績を上げるために必要な自己規制力を高めるために、次のようなことを行なってみるのも一つの方法です。
① 一週間の目標を決める
一ヵ月の業績目標、半期の業績目標などは通常立てていると思いますが、それだけでは不十分です。なぜなら、「まだまだ時間はある」と気持ちが緩み、自分で自分をコントロールできなくなる恐れがあるからです。
そこで、一週間の目標を立てることをお勧めします。できれば、数値化できるものがよいですね。訪問件数、アポイント件数、お客さまと交換する名刺の枚数、契約数など。
これを、机に張り出します。さりげなく周りに見えるようにするのです。自分の頭の中だけでなく、周りに知らせることによって、よい意味で自分自身にプレッシャーをかけます。
② 今日の目標を決める
できれば、一日一日の目標を決められれば、なおよいでしょう。日報に明日の目標を大きな字で書き込んでおきます。
日報に書き込めば上司に知らせることになりますので、後には引けません。また、やってみれば分かりますが、毎日、目標を持って行動すれば、非常に張り合いのある日々を送ることができます。
③ 「行動量」を決めて徹底する
自分をコントロールすることに自信がない人は、行動量を決めて徹底することを第一歩にしてください。
例えば、「一日に5件アポイントを入れる」などです。
最初は商品のご案内や、キャンペーンの周知など、お伺いする理由があります。
しかし、ルートセールスなどでは、毎日5件アポイントを入れていると、そのうち訪問するためのネタがなくなってきます。
しかし、一日5件と決めた以上は必ず訪問しなければなりません。すると、「次に訪問したときは何をしようか…」と真剣に考えるようになります。
結果的に新しい提案を作成したり、情報を収集するようになり、今の営業スタイルから脱皮するきっかけになるのです。
「自分で時間をどう使おうが(因)、営業は成果さえ出せばよい(果)」
という甘えがワナにはまる第一歩。
「自分で自分をコントロールしないと(因)、自由な時間を活かせない(果)」
ということを肝に銘じましょう。