営業会議に積極的に臨み、結果として成果を上げている人は次のような考えを持っています。
① 自分の活動を振り返る絶好の機会
営業会議では、これまでの自分の営業活動を振り返り、整理して発表します。それは、今までの動きを振り返るきっかけになります。
つまり、進捗を発表するのは上司へのアピールや、他の人への自慢ではなく、自分の行動を確認しているのです。
② 自分自身への動機づけの場としている
上司の質問などに対して、「では、その内容は、来週の月曜日までに仕上げます」などと、自分で期限を設けることです。
「いつまでに」、「何をする」ということを自分自身の口から発言することによって、自分をわざと追い込んでいるのです。自分で決めた約束は破るわけにはいきません。
このように、周りに人がいる状況の中で自分を追い込み、自分自身の動機づけにしています。
③ 我以外皆我が師の精神
先ほどのKさんのように内職することなど、もちろんありません。他の人の業績進捗発表もじっくり聞いています。そして、疑問点はすかさず質問し、自分なりの意見やアドバイスも欠かしません。
なぜなら、他の人の動きからも何かを学び取ろうと必死なのです。他の人の動きを、自分の営業活動に活かそうとしているのです。
「営業会議はただの発表会ではない。生きた研修会である」という感覚です。ですから、常に、あらゆるところに目を光らせて参加しているのです。