階層別教育の目的は何か?

毎年、秋から2月頃までに次年度の階層教育のご相談を受けることが多い。

予算立案時期に合わせて計画されるためだ。


「階層教育を見直したい」とご相談を受けた時には必ずその理由をお聞きする。

すると、 「三年目以降、主任に昇格するまで、教育がないのは問題だと思って」

「中途採用の社員の意識にばらつきがあるから」「時代が変わって新しい役割が

求められるようになったので」等、さまざまな理由が返ってくる。


中でも、比較的多い理由が「同じ研修を続けてきたので、何か目新しいものは

ないか?」というものである。

その理由の背景には「新任人事担当者としての功績づくり」が理由の場合もある。

そんな時には、「御社にとって、教育とはなんですか?」と改めてうかがうよう

にしている。


企業における教育訓練の目的は、「業績の向上」であり、そのために、階層別

教育や技能教育(職能教育)など様々な教育がある。


とりわけ、階層教育の意義は、「企業がその階層に期待する役割行動を理念、

方針、ビジョン、戦略に則って理解、行動化の支援をすること」ではないだろ

うか。

これらを通じて、社内に「共通言語」が生まれ、組織文化として醸成される。


もし、理念や市場や自社の方向性が変わったのなら、それに応じて階層別教育を

見直す必要はある。

この時期、教育訓練の目的、意義を見つめ直す良い機会とされてはいかがだろうか。


20160125 ジェックメールマガジンより

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