一歩先を見据えた職業構造の変化

最終更新: 3月27日

コンピューター化により今後20年で約半数の職業がなくなるというオックス

フォード大学の発表が数年前にあった。(論文「雇用の未来-コンピューター

化によって仕事は失われるのか」)

エストニアでは、会計士や税理士の仕事が、政府の電子化事業によりなくなっ

たということを聞き、いよいよ現実味をましてきた。


いかに専門的な仕事であっても、安穏としてはいられない時代になってきたこ

とは間違いない。


ドラッカーは『現代の経営』(1954年)において、オートメーション化の流れ

に関して、「人の働く場が減る」ことに関して言及している。

そこでは、オートメーション化で、いわゆる単純労働が減る一方で、「今まで

以上に多くの従業員、とりわけ高度の技能を持ち、進んだ教育を受けた従業員を

必要とする」等、極めて好意的にオートメーション化をとらえていることがわ

かる。実際に、数多くの技術者が必要とされ、高度成長期以降、20世紀を支

えてきた。


例えば、キーパンチャーや電話交換手、旅客機のフライトエンジニア等の職業だ。

過去に、時代の最先端で花形職業といわれたこれらの職業ですら、1世紀も存

在できないという現実を考えると、急進的に職業構造が変わっているといえま

いか。


今後、「人がなさなければいけない職業」、「機械、AIに代替されない職業」

は、何なのか?どうすれば、AIの波に飲み込まれず、職業を確保できるのか?


その一つの解決策が、本業以外にも一歩先の職業を副業に持つことではないだ

ろうか。

一つの職業にしがみつくのではなく、AIに負けない職業へ、次々とステップ

アップしていくのだ。


そのことが多様性ある人材創造につながり、その企業にとっても新しい事業領

域を拡大することにもつながるのなら、企業としてもメリットがあるだろう。


20170208 ジェックメールマガジンより

関連記事

すべて表示

第二の人生に備える

コロナ禍の今は、助走している時間すらないようにも思う。 おそらく、助走していた人も、今はその助走ができなくなっている。 助走するにも、方向の定めようがなくなっている人も多いだろう。 今は、新しいことに助走している人たちを応援することが必要な時代なのではないか。こういう時だから

今だからこそ「心理的安全性」の重視

弊社では、リーダーと部下との関係を相互の信頼関係で測るという理論を持っている。 上下の間の信頼関係ができていれば、お互いに同じ方向を向いて、虚心坦懐に話すこともできる。 組織内の信頼関係づくりが有効であることは間違いないだろう。

ばらつきを生かす

工業製品以上に、人間のやることは、もっとばらつきが大きい。 いくら標準化しようとも、人によってやり方や考え方は違ってくるものだ。 ある程度一定のルールややり方で縛られている業務であれば、アウトプットの差は少なくなるだろうが、同じ業務でも人によってそのスピードや手順が変わっているこ