「なぜこの仕事をするのか」意味づけは必要か?

4月に迎えた新入社員もなじんできたこの頃、近年、彼らを観察していると、「なぜこの仕事をするのか、理由を求める」ようになってきたと感じる。


とりわけ、その理由づけに「社会貢献」が必要と考える人が増えてきているようだ。


実際、社会の問題解決を目的とした「社会的企業(起業)」が話題になることも多い。


これには、「給料を増やす」「昇進する」などの外発的動機づけがしにくくなっていることと、幾多の災害を通じて、ボランティア活動などの 地域社会への貢献を意識する機会が多くなった時代背景が考えられる。


企業は社会の公器であり、何らかの形で社会貢献をしているのだが、それがストレートに見えないこともあり、「自社がいかに有益なことをしている会社か」、「どういう仕事がどういう意味づけでなされているのか」を入社後、しっかりと伝える会社も増えてきている。


他にも、顧客接点の最前線や製造現場を体験させることで、自分の業務とのつながりを理解させる企業も多い。


このように、 働くことに意味づけを求めることは否定しない。


それには、先輩達が仕事のやりがいを伝えることも、良いだろう。

ただ、それは、他人が発見したやりがいである。

それを伝えることで新人がやりがいを発見する糸口にはなるかもしれないが、他人に与えられたり、すぐに発見できる仕事のやりがいや意義など、極めて薄っぺらいものではないか。


自ら仕事をやっていく中で発見したやりがいの方が、どれくらい貴重なものになるか、考えてみるまでもなく明らかだ。

本来、「どんな仕事も尊い」ものだ。


「言われた通りに素直にやってみる。」この気持ちを持たせる方がどれだけ重要なことか、この時期だからこそ考えてみてもよいと思う。


20160413 ジェックメールマガジンより


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