市場戦略を成功させるには企業文化が大きく左右する!

最終更新: 2018年7月24日

市場環境の変化に合わせ、新しい市場戦略を打ち出さなければ、企業は存続できない。

ところが、当たると信じて打った手が、思いの外うまくいかないケースも少なくないのが

現実である。


失敗する場合の問題点は大きく2つ考えられる。

ひとつは経営判断の誤りである。


吉野家ホールディングスの安部会長は、吉野家の社長を退任するにあたり答えたインタビューで「つくづく経営者の育成には手間がかかると感じた。一人を育てようとすると、10億~30億円は必要になるだろう」と話していた(日経MJ5/26)。


その金額は、事業の成功だけではなく、多くの失敗をも経験させ、判断力を磨くための「投資」である。しっかりとした経営判断ができるようになるまでには時間も経験も必要ということだ。

未熟な経営者はその判断を誤る。


しかし、経営判断を誤るのは、経営者が未熟であるのみではなく、経営者の判断を誤らせる偏った下からの情報にあることも多い。

これは、トップに都合のよい情報しか伝えないような、イエスマンの企業文化を持った企業に多く見受けられる。

そこでは、トップが「耳の痛い話を持ってこい」「大いに意見を出せ」と叫んでみても、なかなか実践されることはない。


もう一つの問題点は、たとえ適切な状況判断に立った戦略でも、迅速・的確な実践者群がいない場合には失敗に帰してしまうことである。

良い市場戦略が必ずしも当たらないケースである。


なぜそのようなことになるのか?


そこには、企業文化と戦略の絡みがある。


例えば、薄利多売をモットーにしてきた企業が、突然利幅の大きい高級品を販売するような戦略を持ち込むと、社員たちは右往左往したり、反発をしたりする。

時には、せっかくの付加価値の高い品質の良い商品を原価程度で売ってしまうようなことにもなる。


このように、いったん定着した集団の価値観や行動パターンと異なったことをしようとすると、集団全体の対応は極めて緩慢であったり、拒絶したりするものである。


20140618 ジェックメールマガジンより

最新記事

すべて表示

弱さこそ強さ

斎藤清作というボクサーがいたことを知っている人はいるだろうか。 1964年に日本フライ級チャンピオンになった人物だ。 そのファイティングスタイルは、ひたすら相手に打たせ続け、 相手が疲れてきた後半に反撃する、というものだ。 打たれても打たれても、ひたすら前に出る。 瞼が切れ、鼻

想像力を働かせることの重要性

もう四半世紀以上前になるが、一緒に働いていた後輩に、 「相手の状況を理解できない」タイプの人物がいた。 後輩「経験してないですし、そんな他人のやっていることはわからないです」 筆者「じゃ、経験したことならわかるのか?」 後輩「バイトとかして、働いた仕事ならわかります」 筆者「想

ニーズの「束」と「核」を再点検

昨年、自宅用のPCを買おうとして、色々情報を得たが、 かなり逡巡する結果となった。 価格や付帯ソフト、CPU、メモリー等基本スペック、 さらには大きさ、色、拡張のし易さ、アフターサービス等、 PCを買おうとするだけで、かなり多くの条件を考え、悩んだ。 伊丹敬之が『経営戦略の論理

創業 1964年6月

本社:東京都豊島区東池袋3丁目1-1 サンシャイン60ビル20階|日本

TEL 03-3986-6365 

大阪 名古屋 

嘉顧企業管理諮詢(上海)有限公司

JECC VIETNAM COMPANY LIMITED