革新に向けた第一歩は「意識づけ」から

最終更新: 2018年7月30日

環境変化のテンポは、この数十年、ますます速く、複雑になってきている。

そのため、社内に新しいことを起こさなければならないことが多い。

戦略をたて、仕組みをつくり、人を動かして成果に結びつける。

だが、この過程がどうもうまくいかない。


せっかく考え出した新サービスの立ちあがりが思わしくない。

打ち出した方針が浸透・徹底しない。

市場に合わせてこうでなければ、と考えに考えて変更した組織が思うように機能しない。

全体が今までの流れに戻りたがって、グズグズする。

それを見て経営者はイライラする。


なぜ、こうなるのか?

人間はわからないこと、意味のないことはやりたがらず、慣れ親しんだことにこだわるものだからだ。


こうせよ、ああせよと言うだけでなく、自分に今、これが必要なのだと思わせる課題を設定し、やり切る力をつけさせ、新しいことにチャレンジする自信をもたせることが重要だ。


ある中学校では、学年全員3,000m登山に成功した。

頂上を極めた者しか知りえない荘厳な感動を、どんなに「素晴らしいから登ろう」と言ってみたところで、行動を起こす者はほとんどいない。


「登山をする。皆で頂上を極めたい。体力が必要だ。一人の脱落者も出したくない。毎日運動場を走ろう。初日は1周、次の日は2周。山登りに出発する日までには全員が20周走れるようにしよう!」と、できることから始めて、肥満の子も、障害をもつ子も全員に「山に登るんだ」という意識を植えつけ、落後したくないという思いで頂上を極め、全員で「感動」をものにしたのだ。


組織に新しいことを起こすとき、「まずチャレンジしよう」、「是非とも成功したい」という意識を植えつけ、メンバー自ら積極的に行動する情況をつくり出すことが、成功の決め手となる。


20141001 ジェックメールマガジンより


関連記事

すべて表示

第二の人生に備える

コロナ禍の今は、助走している時間すらないようにも思う。 おそらく、助走していた人も、今はその助走ができなくなっている。 助走するにも、方向の定めようがなくなっている人も多いだろう。 今は、新しいことに助走している人たちを応援することが必要な時代なのではないか。こういう時だから

今だからこそ「心理的安全性」の重視

弊社では、リーダーと部下との関係を相互の信頼関係で測るという理論を持っている。 上下の間の信頼関係ができていれば、お互いに同じ方向を向いて、虚心坦懐に話すこともできる。 組織内の信頼関係づくりが有効であることは間違いないだろう。

ばらつきを生かす

工業製品以上に、人間のやることは、もっとばらつきが大きい。 いくら標準化しようとも、人によってやり方や考え方は違ってくるものだ。 ある程度一定のルールややり方で縛られている業務であれば、アウトプットの差は少なくなるだろうが、同じ業務でも人によってそのスピードや手順が変わっているこ