企業の盛衰の決め手は内部に目を向けること!

企業の業績は集団性格(内部戦略)と市場戦略(外部戦略)で決まる。

内部戦略の要は“協調”であり外部戦略の要は“競争”だ。


企業がうまくいかなくなるケースを分析すると、ライバルとの競争に破れて敗退したり、市場環境の変化に対応できないためにダメになるケースもあるが、派閥や労使紛争などの内部分裂、すなわち協調が崩れることが原因となっているケースも多いことに驚く。


それらの事例の表面上の倒産理由は、確かに資金繰りの悪化であったり、競合相手が増えたりしたことになってはいる。


しかし、実際にはそれらの危機に際して、人材がライバルに流出したり、経営のナンバー2がトップに内緒でハイリスクな投資を行っていたことが原因だったりする。


過去、米国に比べれば日本の協調面は、うまくいっていたように思える。

しかし、バブル崩壊を経て、この協調路線は変質していった。


日本的経営と呼ばれた「終身雇用」、「年功序列」、「企業別組合」などの要素が21世紀の経営において、障害になると考えられたように思う。

それでもまだ、日本の企業は「和を以て貴し」という精神をその根底に持っているはずだ。


とかく経営の上層部は、どうすれば儲かるかの外部戦略には熱心だが、集団性格の革新のような時間のかかる効果測定のしにくい課題は苦手である。


しかし企業の盛衰の決め手が内部戦略であることが分かれば、苦手などと言ってはいられないのではないだろうか。

昨今は、社員寮を復活させたり、社内行事を積極的に行う企業も増えてきた。

根底のところで、協調、社員の横のつながりが必要であることが再認識されてきたのではないだろうか。


20141126 ジェックメールマガジンより

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