部の企業では、今春、ベアを実施したり、アベノミクスによる好景気の芽が少しずつではあるが、出てきているようだ。
徐々にこの波が、地方や中小企業に伝わることを期待したいところである。
経営者としては、好調な環境に向かうときにこそ、将来に対してきちんと手を打っておきたい。良い企業体質は悪環境の中では簡単には醸成できないからだ。
では、良い企業体質とは何か。
強いチーム、勝ち続けるチームを分析すると、次のようなことが言えよう。
1.他社と差別化された技術・商品・サービスを持ち、それを認識している。そのために も、何が自社の特徴なのか、トップには、明確な戦略を打ち出すことが求められる。
2.従業員が自分の頭で考え行動できる。これには、日ごろからの権限委譲や失敗を歓迎するムードも重要である。
3.多様で臨機応変な対応力を備えている。社員の様々な能力、価値観の違いを尊重して受け入れ、活用する、ダイバーシティマネジメントの実践により、対応力を確保できるようになる。
4.精神的にタフで、逆境に強い。
メンタルタフネスを確保するには、細かなマネジメント、気配りができているかどうかがポイントになる。
5.強い目的意識を持っていて、結束力がある。方針、理念を手を変え、品を変えわかりやすく伝えるのはトップの仕事である。
6.チームづくりの骨格が明確で、次世代を育てるシステムを備えている。新人が育つだけではなく、次世代の管理者を育てられる仕組みが重要となる。
7.多様な価値観を享受し、活用できている。トップは耳の痛いこと、自分に意見する存在を大切にしたい。
20150422 ジェックメールマガジンより